私たちの理念


Mission~存在意義~

何のために生きているのか分からない。生きる意味ってなに?そんな方の声を聞くことがあります。

その答えは、どこにあるのでしょうか。ある日突然降ってきたり、誰かに気付かされることもあるかもしれません。

 

「自分を生きている」と思えたとき、心と体が一致したとき、自分とは何かを考え始めたとき・・。答えは人それぞれです。

engawaは、生きづらい方が安心して過ごせる場を提供し、自分のままでいられる空間を通して、生きづらさを抱える人の自尊心を取り戻すことをミッションとしています。

Vision~目指す姿~

孤独や生きづらさを抱えている若者は年々増えており、政府は孤独・孤立対策に力を入れ始めました。(内閣官房 孤独・孤立対策担当室HP

 

悩みを抱えると、一人でなんとかしようと思ったり、迷惑をかけてはいけない、という思いから、一人で抱え込んでしまうことは少なくありません。 でも、悩んでいるのはあなた一人だけではありません。他の人の話を聴いたり、対話をしたり、情報を知ることで、視野が広がることがあります。

「自分と同じように悩んでいる人がいる」と気付くだけで、自分らしく生きるための一歩が踏み出せるきっかけになるかもしれません。

Value~大切にする価値観~

「個の尊重」

自分はいてもいなくてもいい、話題に入れなくてしんどい、話下手で自己主張が苦手。

集団の中でそんな経験をされてきた方が、ここでは「自分がいていい場所だ」「大切にされている感覚がある」と感じてもらえるような場を提供します。また、障がいや病気といったフィルターを通してではなく、その人自身と向き合って、人と人とのつながりを生んでいきます。

 

「理解」

世の中には様々な苦しみがあり、そのどれもが全く違う苦しみとして存在します。これまで生きてきた環境、経験、そこから出来上がる価値観。私たちが理解しようと思っても、そのすべてを「分かる」ことは不可能です。それでも、その苦しみに寄り添い、共に考え、理解しようと努力する姿勢を持ち続けます。

 

「受容」

誰もが、その人なりの価値観を持って生きています。それは良い、悪いに分類されるものではなく、どんな価値観も尊重される権利があります。日常生活の中で、私たちはいとも簡単に相手の価値観を否定してしまうところがあります。身近な存在であればあるほど、それは強くなる傾向にあるのかもしれません。否定されると、自分まで否定されたように感じることもあります。engawa では、価値観を否定せず、受容することを大切にします。

 

「謙虚」

相談支援の現場に置いて、「ワンダウン・ポジション」という言葉が使われることがあります。これは、「相手よりも自分を一段下に置く」という意味を持ちます。何かしらの資格、肩書きを持っていると、それだけで相手より優位に立ってしまうことがあります。こちらが正しい、こちらの方が知識がある、という態度は、無言の圧力として伝わってしまう恐れもあります。 常に一歩下がった位置で、まっさらに近い心で、相手と接することを心がけていきます。