~病院以外の安心できる居場所とケアを~
空間(開放的な縁側のある懐かしい平屋)と
人(親しみのある専門家や当事者)の力で、
生きづらさを抱えた方ががんばらなくていい、
ひと休みできる場を届けています。
設立に至った背景は、代表の当事者としての原体験にあります。詳細はこちら。
日本の5大疾患の一つでもある精神疾患を有する総患者数は年々増え、令和2年に600万人を越えました。参照PDF
厚生労働省の調査によると、日本の成人の約4人に1人(25%)が生涯のどこかでメンタルヘルスの問題を経験していると報告されており、日本国内でのうつ病患者数は約100万人とされています。しかし、未診断の人を含めると、この数字はさらに多いと推測されています。
精神疾患が要因となり、自殺へとつながる可能性も大いにあります。実際に日本の若者の自殺は増え続けており、世界的に見ても深刻です。(詳細は、私たちが考える社会課題をご覧ください。)
〜ビジョンについて〜
悩みを持つと、一人でなんとかしようと思ったり、迷惑をかけてはいけない、という思いから、一人で抱え込んでしまうことは少なくありません。
特にメンタルヘルスの問題はまだまだ十分に理解されておらず、「心が弱いからだ」「怠けている」と思われている側面もあります。
そこから生まれる「こうあるべき」「普通はこうだ」という世間や社会の大きな価値観は、特に自分自身を攻撃し、追い込んでしまうこともあるかもしれません。
「自分には生きる価値がない」「生きる意味ってなに?」
そんな思いを抱くこともあるかもしれません。
....
そんなときに、他の人の話を聴いたり、自分の気持ちを話してみたり、少し休憩してみたりすることで、
トンネルから抜け出せなくなっていた状態から光が見えて、視野が広がることもタイミングによってはあるのではないでしょうか。
「自分だけではなかった、同じように悩んでいる人がいる」と気付くことが、
自分のペースで大丈夫だと思えるきっかけになるかもしれないと、engawaは考えています。
温かな人や空間に触れることは、生きる力を引き出す可能性があると、私たちは信じています。
少しずつ、少しずつ、世界が広がり
「自分の人生を、自分のままで生きられる」
そんな人たちが増えていく社会を、心から願っています。
中心の層は図の濃い部分
・メンタル不調で診断を受けていたり、未診断のグレーゾーンの状態の当事者
☆診断を受けていないと既存の支援の枠組みに当てはめにくく、行き場がない。
・当事者の周囲の人(家族、友人、支援者)
・当事者かつ、当事者の家族、当事者の支援者、という
複数の役割を抱えた方
・自死遺族
など、影響を受けている方すべてにengawaを届けていきたいと思っています。
・存在価値の喪失
・周囲の無理解
・相談への高いハードル
・金銭面の不安
これ以外にも、無数の
「目には見えない理解されづらい悩み」を抱えています。
精神疾患を抱えることにより周囲との関係にも影響が出てきたり、病が進行することで仕事や住まいを失う恐れもあり、自ら命を絶ってしまうリスクも高くなります。
精神的な症状や疾患には波があり、緩解はあっても完治は難しいと言われます。病院へ行けば治る、という単純なものではありません。
また、心の病気や自殺は、長年個人の問題として捉えられてきた名残りが今もあります。
複雑な問題が絡み合う現代社会においては、個人ではなく、
社会全体の問題として考えていく必要があるといえます。
生きることの阻害要因を減らすような衣食住の支援や医療は存在していますが、最低限度の生活が保障されていても、根強い自己肯定感の低さや存在価値の喪失から、生きるための気力、意欲を持つことが難しい場合もあります。
engawaは、楽しい、心地いい、大切にされている、と言った「生きている実感」を持てるような空間や人との関わりを増やしていくことで「生きることの促進要因」を増やし、
対象者のフェーズや移住地を超えて、生き悩む人と人がつながれる場の創造に挑戦していきます。
対象者のフェーズや移住地を超えて、人や自然とのつながりを構築していくことで、
「一人ではない」と安心を感じられる場所を目指します。
メンタル不調で悩む方へ、無料で場やサービスを提供することを最終目標として、進んでいきます。
〜平屋〜
無料イベント(えんがわの日、鍼灸マッサージ施術)
有料イベント(ワークショップや対話の会など)の開催
〜森〜
身近な公園や森で、森林浴体験の開催
〜オンライン〜
オンラインお茶会
ワークショップ の開催
【コンセプト】
空間と人についての詳細はこちら。